ブラック企業に転職しない方法!ブラック企業の特徴&求人・面接での見極め方

転職を考えている方の中には、

「ブラック企業には転職したくない」
「応募・面接の段階でブラック企業を見極めたい」

という方も多いでしょう。

ブラック企業には、共通して言える特徴があり、また求人票を見る・応募する段階で、見分けることが可能です。

この記事では、転職のプロとして数多くのキャリア相談に答えてきた私が、ブラック企業に転職しないためのポイントについて詳しく解説していきます。

待遇がよく働きやすい職場を探しているという方は、ぜひ参考にしてください。

ブラック企業に転職しない方法!求人・面接ではここをチェック

ブラック企業に転職しないためには、求人に応募する・面接を受ける段階で、以下の点をチェックしておきましょう。

抽象的な言葉を多用している会社は要注意

ブラック企業の場合、採用時にアピールできるポイントがないため、「アットホームな職場」「やりがいのある仕事」など、抽象的で曖昧な言葉が多用される傾向にあります。

一見魅力的に思えるかもしれませんが、その実態は、制度がまったく整っていなかったり、労働環境が劣悪であったりすることも多く、入社後に後悔したという声も耳にします。

ブラック企業を避けたいならば、抽象的な言葉を多用する会社は避け、反対に「有給取得率90%以上」や、「残業代月平均5時間以内」など、企業の魅力を具体的に提示している求人に応募するようにしましょう。

平均勤続年数・離職率をチェックする

在籍する社員の平均勤続年数や離職率も可能な限りチェックしておきましょう。

労働環境の悪いブラック企業は、早期退職する社員が後を絶ちません。

その結果、平均勤続年数は短くなり、離職率は高くなる傾向にあります。

試用期間・雇用形態は確認必須

採用後に一定の試用期間が定められている会社も少なくありません。

試用期間を長く設け、その間給与を低くしているというケースも散見されます。

労働者をできるだけ安いコストで採用しようと考えている企業は、ブラック企業である可能性が高いと言えるでしょう。

試用期間のある企業に応募する際には、

  • 試用期間の長さ
  • 試用期間中の雇用形態
  • 正社員登用の条件

は必ず確認しておきましょう。

条件が良すぎる求人は要注意

求人条件があまりにも良すぎる求人には、注意が必要です。

例えば「平均よりも明らかに高い給与額を大々的に打ち出している」といった場合、その実態は「インセンティブを含む最高給与である」「過剰なみなし残業代を含んだ月収である」といったケースが考えられます。

条件が良すぎると感じた際は、求人票を細部まで確認する習慣をつけておきましょう。

転職活動は途中で妥協しない

転職活動は妥協しないことが肝心です。

転職はいわば人生における分岐点となります。

複数の会社を比較検討したり、様々な転職サービスを利用したりして、より自分の希望に合致した求人を諦めずに探すという意思が欠かせません。

ブラック企業の特徴

ブラック企業には、共通して言える特徴があります。これらを正確に把握しておくことで、転職の失敗率を下げることができるでしょう。

サービス残業が慢性化している

ブラック企業は、サービス残業が慢性化しているという特徴があります。

労働時間が正しく管理されていないため、働きに見合った適切な給与が支払われていないのです。

さらに、長時間労働を肯定する風潮があったり、確実に手に負えない量の仕事を任されたりすることもあります。

事前にブラック企業を見極めたい方は、一度就業後のオフィス外観を見に行ってみるとよいでしょう。

就業時間を過ぎても明かりが点いたままになっている場合、長時間労働が慢性化していると考えても良いかもしれません。

休日が少ない

一般的に「土日祝日・年末年始」の休暇がしっかりと得られれば、年間休日は120日程となるでしょう。

これよりも大幅に休みが少なく、労働時間も長いのであれば、ブラック企業と言えるかもしれません。

パワハラが横行している

ブラック企業は制度面だけでなく、社員のモラルや人間関係に問題があるケースも散見されます。

例えば、上司から怒鳴られて叱責されるなどのパワハラが横行している職場も、ブラック企業であると言えるでしょう。

このような状況が続けば、精神的にダメージを負ってしまうことも考えられます。

会社内全体の意識が低く、改善の余地がなさそうな場合は、なるべく早く環境を変えるべきでしょう。

過剰なノルマがある

明らかに達成不可能なノルマを課され、未達成の場合は𠮟責される職場も、ブラックであると言えます。

ノルマを達成するために長時間の残業をしたり、無理な働き方をしたりする方もいるようです。

ブラック企業を避けて、ホワイト企業に転職するには

ブラック企業に転職しないためのポイントについて解説しました。

労働条件の整ったホワイト企業に転職するためには、事前に情報を仕入れ、一つひとつじっくり検討することが欠かせません。

したがって、転職を行う際は、複数の転職求人サイトを利用し、できるだけ多くの情報を集めることが重要となります。

この記事で紹介したポイントを踏まえて求人をチェックし、気になる会社があれば、積極的に応募していきましょう。