「転職エージェントを掛け持ちすることは失礼なのだろうか」とお悩みではないですか?
結論から言うと、転職エージェントは同時に複数利用することがおすすめです。
この記事では、転職のプロとして数多くのキャリア相談に答えてきた私が、転職エージェントを複数登録するメリット・デメリット、複数利用する際の注意点やアドバイスをご紹介します。
転職者の多くは2つ以上の転職エージェントを同時に利用しています。
転職エージェントに複数登録することには、以下のようなメリットとデメリットがありました。
転職エージェントを複数登録するメリットには以下の4点が挙げられます。
以下で詳しく見ていきましょう。
複数の転職エージェントと面談することによって、他のサービスと比較して自分に最適な転職エージェントを選ぶことができます。
エージェントによっては、担当コンサルタントとの性格が合わなかったり、あまり優秀ではない場合があります。
同じ求人でも経由エージェントの違いだけで選考結果が変わってしまうこともあるので、複数のエージェントの比較することをオススメします。
転職エージェントを複数利用することによって、1社だけだと受け取れないサービスを他のエージェントで補うことができます。
それぞれのエージェントには
などの強みがあります。
複数の転職エージェントを利用することによって、各エージェントの得意とするサービスを同時に利用できるということです。
複数の転職エージェントに登録すると、様々コンサルタントからアドバイスを受けることができます。
様々な情報や新たな視点を得ることで、新たな自分や転職先を見つけられるかもしれません。
多種多様な意見を聞いても混乱せずに意思決定できる方にとっては、様々な視点からアドバイスを受けることで、より満足度の高い転職活動にすることができるでしょう。
転職エージェントを複数登録すればするほど、母体となる案件が増えるので、求人の選択肢が広がることになります。
また転職エージェントを複数利用すると、各エージェント独占的に持つ非公開求人をより多く探すことができます。
選択肢の数を増やしたいと考える方は、複数の転職エージェントに登録することをおすすめします。
転職エージェントを複数登録するデメリットには以下の2点が挙げられます。
転職エージェントを複数利用すると、エージェントとの面談や求人の応募手続き、面接の日程調整が複雑になります。
エージェント毎に自分で対応していかなければならなくなるので、スケジュール管理が苦手・面倒な人にとってはデメリットになるでしょう。
転職用の手帳を用意したり、エージェントごとにメールのフォルダを分けたりと、工夫して自己管理することが大切になります。
複数のエージェントから様々な情報やアドバイスを受けると、視野は広がりますが、あまりに聞きすぎると混乱してしまうこともあります。
特に、意志が弱く、多種多様な意見やアドバイスを聞いて混乱しやすい方にはデメリットになる恐れがあります。
担当コンサルタントはプロですが、彼らの言うことも一意見であると捉え、自身の性格や、やりたいことをよく考えて判断するようにしましょう。
この章では、転職エージェントを複数利用する時の注意点やアドバイスを3点ご紹介します。
エージェントを複数利用していることを伝えておけば、他社の案件を考慮してスケジュールを調整してくれます。
さらに、担当アドバイザーは求職者の転職を成功させて報酬を得たいと考えるので、ライバルのエージェントがいると分かれば、よりスピーディーに対応してくれると考えられます。
他社と応募する案件を被らせないためにも、事前に複数利用していることを報告しておきましょう。
複数の転職エージェントを使っている場合、同じ案件には他のエージェント経由で応募しないようにしましょう。
企業から「他の転職エージェントからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。
企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。
複数のエージェントを利用すると、やりとりが複雑になりますが、進捗などの連絡、報告は定期的にスピーディーにするようにしましょう。
エージェントは、レスポンスが早い人に条件の良い求人を優先的に紹介します。
良い条件の求人が紹介されなくてはエージェントを複数登録している意味がなくなってしまうので、スケジュール管理をきちんと行いスピーディーに連絡、報告をすることを心がけましょう。
複数の転職エージェントに登録することがおすすめな理由について詳しく説明してきましたがいかがでしたか?
各エージェントの特徴を理解し、工夫して管理することで、より満足度の高い転職活動にすることができるでしょう。
あなたの就職・転職活動が上手くいくことを心から祈っています。